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鎌倉大仏の指が結んでいる「輪」の意味とは

鎌倉大仏が手と指でつくる「輪」の意味

みなさん「大仏といえば」と聞かれると何と答えるでしょうか。きっと多くの方が「奈良の大仏」や「鎌倉の大仏」が頭にうかぶのではないでしょうか。ここでは、鎌倉大仏の歴史と特徴についてご紹介します。

  • INDEX
  • 鎌倉で唯一国宝に指定されている仏像「鎌倉大仏」
  • くるくるしたお団子のような髪型「螺髪(らほつ)」
  • おでこにある印象的な「白毫(びゃくごう)」
  • 両手と指でとるポーズ「印相(いんぞう)」
  • 「輪」がつくる瞑想状態
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鎌倉で唯一国宝に指定されている仏像「鎌倉大仏」

高徳院で拝観できる鎌倉で唯一の国宝仏像「鎌倉大仏」

鎌倉大仏は鎌倉で唯一国宝に指定されている仏像で、大仏(国宝銅像阿弥陀如来坐像)を本尊とする高徳院で拝観することができます。

鎌倉幕府の歴史を記録した史書「吾妻鏡」によると、鎌倉大仏は鎌倉時代に建立されましたが制作者ははっきりとしていません。完成当時は金箔が施され、屋根のある大仏殿に安置されていましたが、度重なる天災の影響により、現在のような露坐(屋根のないところに座ること)となっています。

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くるくるしたお団子のような髪型「螺髪(らほつ)」

印象的な仏像のくるくる髪型「螺髪(らほつ)」

仏様をイメージするときに、特徴のひとつとしてが挙げられるのが「くるくる巻きの髪型」です。 あの螺旋状になっている髪型は「螺髪(らほつ)」と呼ばれ、悟りを開き、高い知恵を有していることの象徴とされます。螺髪は「右回り」の螺旋状になっているものが多いのですが、鎌倉大仏など一部の仏像は「左回り」となっています。なぜ少数派の左回りなのかは諸説あり、はっきりしていません。

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おでこにある印象的な「白毫(びゃくごう)」

仏像の額にある特徴的な「白毫(びゃくごう)」

螺髪のほかの印象的な特徴といえば「おでこの突起物」が挙げられます。 これは「白毫(びゃくごう)」と呼ばれるもので、 螺髪のように長い毛が螺旋状になっていて、ここから光明を放つとされています。 白毫も右回りが多いとされていますが、鎌倉大仏はここも左回りになっています。

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両手と指でとるポーズ「印相(いんぞう)」

手と指でつくる「印相(いんぞう)」は仏様からのメッセージ

このほか、仏様のポーズを取るときに欠かせないのが、両の手で表現されている「印相(いんぞう)」です。 手の位置や指の形などを組み合わせることでさまざまな状態を表現しています。

深い瞑想に入り鎌倉を見守る鎌倉大仏

鎌倉大仏のように手の指で「輪」を結んでいる印相は「定印(じょういん)」と呼ばれ、仏様が深い瞑想に入られている姿を表しています。

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「輪」がつくる瞑想状態

仏像の世界は奥が深いですが、ちょっとした知識を入れておけば 参拝したときの見方が変わってきます。 鎌倉大仏のことをもっと知りたくなったら、大仏を本尊とする高徳院オフィシャルサイトをご覧ください。

また、鎌倉大仏へ参拝される際は「輪」を結んでいる当店のバームクーヘンをぜひどうぞ。瞑想状態のように、思わず目を閉じてしまうおいしさです!

輪心-waco-本店は鎌倉大仏そばにあります
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